鯖の弁当の俳句 5/25プレバト俳句ふりかえり

ヒッチ俳句
ヒッチ俳句
1.7 هزار بار بازدید - پارسال - ◆今回の俳句00:00
◆今回の俳句
00:00 鯖喰ふや係船柱の錆硬し 武井壮
02:02 汗水漬く大工かきこむ鯖弁当 小籔千豊
03:37 鯖食いて青葉感じる箱の中 新内眞衣
04:56 焼き鯖の香り漂う夕涼み YOU
05:58 肴手土産に来る父の日の父 森口瑤子
06:44 薄暑のシンク鯖缶の蓋の反り 村上健志
08:02 朝まだき半夏生鯖匂ふ市 梅沢富美男
#プレバト
#夏井
#夏井先生
#夏井いつき
#鯖

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◆一部文字起こし
プレバト!「鯖の弁当」の俳句

鯖喰ふや係船柱の錆硬し
季語は三夏の季語「鯖」です
三夏というのは夏にわたって使える季語の季節区分のこと
武井壮さんに詠まれた俳句です
句意(俳句の意味)は係船柱という船を縄などで繋ぎ止めておくための柱の錆が硬く付くほどの荒波を見て鯖を食べるなあとさせていただきました
上五(最初の5音)で鯖を食べている様子を書いておいて場面転換するわけです
転換した後には係船柱が出てきて最後錆硬しと錆に寄るこのカメラワークを夏井先生は評価されていました
また港とせずに係船柱とすることでより具体化されたものに焦点を当てて錆硬しと着地しています
下五(最後の5音)のこの部分ですが硬き錆とすることもできたという風に夏井先生は言うんですね
ただし硬き錆ですと係船柱の錆そのものに言及することに対して錆硬しとすると手触りの方に着目することができるということをおっしゃいます
そしてその手触りを感じているのは鯖を食べている港の人達なんだと下五(最後の5音)から上五(最初の5音)に結ばれていくといった趣旨のことをおっしゃるんですね
なるほどという感じなんですけどもこの俳句才能アリ1位75点ということで2023年の中で点数がつく俳句としては最も高い点数を獲得することになりました
今回は鯖の弁当が兼題だったプレバト俳句を振り返っていきます

汗水漬く大工かきこむ鯖弁当
小藪千豊さんの俳句です
汗と鯖で夏の季語が2つ出てくるんですけれども強調したい季語・主たる季語というのは汗であるという風に夏井先生はおっしゃいます
同じ俳句の中で2つ以上の季語を使うことを季重なり(季重ね)と呼んで問題になることもある表現なんですがこの俳句の主たる季語は汗と読めるという風に言うんですね
今回のプレバト俳句ではこの「季重なりとの戦い」というのがひとつのポイントだったかなあと思います
また武井壮さんの俳句では港の人々のことを描いていたんですが今回は大工です
鯖弁当を食べてる場所も外なんじゃないかとかこの中心人物の情報をしっかり書くことで効果を得ている表現ですね
こちらも才能アリ70点となってとてもレベルの高い戦いとなったんですが一点 かな表記こうすればということで添削が入ります
添削後こちら!

汗みずく大工掻っ込む鯖弁当
掻っ込むとすることでよりダイナミックな動きになったと思います
鯖の弁当という兼題に真正面から立ち向かった俳句だったと思います
この動画では鯖の弁当の俳句を兼題に俳句を募集しておりますのでコメント欄で俳句を教えていただけますと嬉しいです
プレバトの兼題に挑戦してみましょう

鯖食いて青葉感じる箱の中
新内眞衣さんの俳句です
句意は鯖を食べて弁当箱の中や外の青葉に気づくとさせていただきました
下五(最後の5音)の箱の中という表現が鯖の弁当が兼題になっていることが分からなければ少し意味の分からない表現になっています
またひとつ前の俳句で季重なりについての説明をしましたが鯖を食べることが感動の中心なのか青葉を感じるのが感動の中心なのか分かりづらいのでこういった時に季重なりというのが問題になってくるといった趣旨のことを夏井先生は仰られていました
俳句の中の季語の役割の強弱というのに差をつけなければならないんですね
夏井先生は季重なりを活かしましょうということでこのように添削されます

弁当の鯖よ青葉よふるさとよ
或いは 弁当の鯖よ青葉よ失恋よ
など下五の「よ」以前の4文字については自分で考えてみなさいということでこのように添削されていました
残念ながら才能ナシ20点になってしまいます

焼き鯖の香り漂う夕涼み
こちらも季語が2つ出てきます
鯖というのと7月頃の季語[夕涼み]という季語ですね
しかしこちらは夕涼みっていうのを強調したいんだろうということで主役の季語は下五の夕涼みだということになります
俳句の意味は焼き鯖の香り漂う中で夕涼みして疲れを癒すとしました
永世名人のフルポン村上さんから香りといっているのだから漂うというのが要らないんじゃないかということで指摘を受けます
夏井先生もそこに同調して添削されていました
添削後こちら!

焼き鯖の香や休日の夕涼み
皆さんは鯖の弁当の俳句で鯖以外に季語を書くでしょうか
書くとしたら強弱はどのようにつけるでしょうか
そこについて非常に考えさせられる回になりました

魚手土産に来る父の日の父
季語は6月頃の季語「父の日」ですね
ここからは名人以上の昇格がかかった俳句を紹介していきます
名人5段の森口瑤子さんの俳句です
句意は寂しがりやの父が父の日に肴を手土産に持ってきたとさせていただきました
このほのぼのとした場面を書こうとすることを夏井先生は評価されていました
一点、語順で調子が整わないかということで添削されます
添削後こちら!

父の日の父来肴を手土産に
この俳句は昇段ならず現状維持ということになりました

薄暑のシンク鯖缶の蓋の反り
フルポン村上さんの俳句です
句意は薄暑のシンクで鯖缶の蓋が反っているとさせていただきました
この俳句永世名人として句集掲載如何がかかった俳句でしたが夏井先生は「さすが村上節」ということで(仰って)句集掲載決定となります
どんなところが村上節なのでしょうか
まずカメラワークを評価するんですね
薄暑のシンク 夏の日の台所っていう場面設定をまずします
そして鯖缶に寄ってさらにその蓋の反りと具体化してくわけですけどもどんどんカメラ寄ってきますよね
まずここがいいと
また鯖缶の食べ終わったその缶からなんか寂しさとかそういったことを感じ取る人は多いと
そこと合っているのが七五五となったこの調子なんだということを夏井先生はおっしゃいます
「薄暑のシンク」7音ですよね
七五五という足して17音になる破調です
この効果というのを夏井先生は言語化されていました
鬱屈な気分・憂鬱なことを強調する調べなんだということをおっしゃってましたね
この辺が村上節なのだと思います

朝まだき半夏生鯖匂ふ市
梅沢富美男さんの俳句です
句意はまだ夜が明けきらない朝 これが「朝まだき」という言葉の意味です
福井県で半夏生鯖を焼く匂いのする市だとさせていただきました
半夏生といって緑の葉っぱの半分ぐらいが白になる植物というのがあるんですけども半夏生鯖というので一つの単語で福井県で食べられる鯖だっていうことを梅沢富美男さんが説明されます
季重なりが多かった今回のプレバトでトラップとした感じの表現なんですけど季語は重なっていないわけですね
夏井先生は「こんなこともできるんや!お見事!」ということで特別永世名人締めの一句としてふさわしい俳句だということをまず示します
解説を進めるんですけれども
半夏生鯖とすることで福井県のことなんだという風に説明するあるいは読者に調べさせるっていうことを言うんですね
で下五(最後5音)の「匂ふ」で鯖を焼く様子を「市」で人や場所ということを表して五七五の中に読者に向けた情報というのをちょうどよく書いてありますね
フルポン村上さんの鯖缶 梅沢さんの焼き鯖など色々な鯖が詠まれた鯖の弁当が兼題のプレバト俳句でしたが皆さんは「鯖の弁当」どんな俳句を詠むでしょうか
ぜひコメント欄で聞かせてください
プレバト!「鯖の弁当」の俳句でした

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#プレバト #俳句 #季語
پارسال در تاریخ 1402/03/05 منتشر شده است.
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