フジモンさんの俳句集 プレバト俳句

ヒッチ俳句
ヒッチ俳句
18.1 هزار بار بازدید - 2 سال پیش - ◆今回の俳句00:00
◆今回の俳句
00:00 紅葉より舞妓はん見て高揚す
01:19 肩車子の鼻先に触れる梅
03:18 アメリカの歯磨き粉色した浮き輪
04:00 ぬうぬうと秋かき混ぜる観覧車
05:34 新幹線待つ惜春のチェロケース
06:25 村営バス逃して不意に探梅行
08:12 アップルパイの焼きたての札花鶏来る
09:54 秋雲に名をつけ窓に貼る付箋
11:14 陸橋を渡れば熱を持つマスク
13:07 雲の峰ぱんっと乾いたピザの薪
15:12 金魚鉢金魚のいなくなる屈折
17:09 春色の洛中馴染みなく緩歩
#藤本敏史
#フジモン
#FUJIWARA

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#夏井先生 #プレバト #俳句
#季語 #夏井いつき #夏井
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◆一部文字起こし
番組初登場は2013年11月7日お題「秋の京都」の回です
紅葉より 舞妓はん見て 高揚す
意味は紅葉の紅葉もいいがそれよりも舞妓さんを見て紅葉ではないが高揚しているということかと思います
紅葉よりも舞妓さんの方が華やかということですね
また紅葉と高揚の言葉遊びも入っていてこちら凡人6位55点ながら下手に添削できないということで添削なしから始まるわけです
ただやっぱりダジャレみたいなものをぶっ込んでるあたりが芸人として参加しているんだという自分の役割感みたいなのを感じますね
また紅葉よりの俳句から始まるんですが後ほど「紅葉」の回でものすごい結果を残すことになります
初回で紅葉で詠んでる辺りがとても運命的なものを感じました
また後ほどその俳句については紹介したいと思います

2016年2月18日お題「梅の湯島天神」で詠まれた自身9個目の俳句がこちら
肩車 子の鼻先に 触れる梅
こちらは肩車する親子の様子を詠んだ俳句になります
その肩車されている子供の鼻先にちょうど高さが同じ梅の花が当たったよということですね
夏井先生はこの俳句を絶賛するわけです
まず上五で2人の登場人物っていうのを表わせていますよね
「子と父」とか「親子」とか言わなくても肩車で2人出てくる訳です
でこの鼻先に「香る」ではなくて「触れる」としたところも評価していました
触れることで梅の木の高さ梅の木との距離感みたいなものも描写できてさらに匂いもこの子は感じ取ってるはずですよね
添削があるとすれば上五の肩車を平仮名にすることで後半の漢字と対比させるという風に夏井先生はおっしゃいました
私はこの平仮名表記の効果には親子の何かくだけた様子・柔らかい関係性みたいなものも含まれる気がして添削後の俳句とっても勉強になりました
この俳句で四級へと1ランク昇格することになりました
この俳句の季節感も私は大好きで春を告げる梅というところと親子の微笑ましい姿というのがとても温かく描かれている俳句かなと思いました
季語梅についての俳句はチャンネルでも扱っていますので是非そちらもご覧ください

そして2017年10月12日お題「紅葉」で詠まれた自身31個目の俳句がこちらです
ぬうぬうと 秋かき混ぜる 観覧車
意味はぬうぬうというオノマトペを使うわけですが
ぬうぬうとゆっくり秋をかき混ぜているかのような観覧車だなあということですね
夏井先生は次のように添削しました
ぬうぬうと 秋を混ぜゆく 観覧車
こちらの方がスピードがゆっくりになる感じが私はします
そしてこの添削後の俳句がなんと三省堂の中学校の教科用図書に掲載される俳句となりました
初回で 紅葉より 舞妓はん見て 高揚すと
ダジャレまじりに紅葉を扱っていたんですが
四年後 ぬうぬうと 秋を混ぜゆく 観覧車
秋のゆっくりした時間感覚の中観覧車がぬうぬうという言葉で表されるようにゆっくりとまわっている
多くの人に共感されるそういった素晴らしい俳句を詠まれるようになるんですね
今回は「ぬうぬう」というオノマトペを使ったフジモンさんですが後ほどまたオノマトペで絶賛されるという俳句がありますのでそちらで紹介したいと思います

2018年3月22日お題「桜と新幹線」で詠まれた自身36個目の俳句がこちら
新幹線 待つ惜春の チェロケース
意味は新幹線を待つチェロケースは何か春を惜しんでるようだということかと思いました
チェロケースを擬人化して新幹線を待ってることにして更に惜春 ー 春を惜しんでいるかのようなそんな哀愁や寂寥感のようなものをチェロケースの姿に感じ取ったということですね
新幹線のスピード感とあわせてもうこれに乗ってしまったら春は行ってしまう
そんな時系列みたいなものも表現できている気がして私は大好きな俳句です

2019年9月19日お題「秋の果物屋さん」で詠まれた自身50個目の俳句がこちらです
アップルパイの 焼きたての札 花鶏来る
意味はパン屋に「アップルパイ焼きたて」の札が出ていると
花鶏。花鶏というのは秋にシベリアから来る渡り鳥のことだそうで
その渡り鳥のように香りが漂ってくるということかなと思ってこのように書かせていただきました
七七五のこの俳句
夏井先生からもアップルパイの是非ということでポイントを紹介されていました
そしてこの俳句は結果的にアップルパイが成功しているということで査定されるんですけれども
「アップルパイで秋の豊かさが香る」と夏井先生はおっしゃいました
前半で香ばしい香りがする場面っていうのを映像化して最後に季語がやってくる
そしてアップルの「あ」と花鶏の「あ」で「あ」の韻が踏まれている
そういったところを特に評価していました
フジモンさんは小鳥か花鶏か迷ったということを添削前におっしゃっていたんですが
アップルパイと花鶏ですのでこの季語は動かないということになるわけですね
このように季語選びというところでもかなり計算されて作られている俳句かなと思いました
この俳句でフジモンさんは名人十段星一へ一つ前進することとなります

2020年9月24日お題「文房具」で詠まれた自身61個目の俳句がこちら
秋雲に 名をつけ窓に 貼る付箋
意味は親子が窓越しの秋の雲に名前を付けながら窓に付箋を張っている、その様子を詠んだ俳句です
夏井先生はとても可愛らしく優しく作者の人柄が現れていると句柄の印象を褒めていました
この雲に名前を付けたり雲の形を詠んだりする俳句というのはたくさんあるらしいんですが
付箋に書いてガラス窓に貼るといったところにオリジナリティがあると独自性を評価していました
共演者の千原ジュニアさんは
「この素敵な素晴らしい俳句を冷え切ったたった一人の部屋で考えたかと思うと涙出ますね」
っていうふうに言うんですね
フジモンさんご本人は人生経験なんですと波乱万丈なんですっていう風に言ってたんですけれども
お題文房具でこんなに素敵な俳句が出てくるというところがさすが名人十段だなと思った俳句でした

2021年12月9日に詠まれたお題「冬の信号待ち」の自身72個目の俳句がこちら
陸橋を 渡れば熱を 持つマスク
意味は陸橋を渡れば外の気温とは裏腹に吐息でマスクが熱を持つとさせていただきました
このマスクという冬の季語ですが2021年12月9日コロナウイルスが大流行しているこの時に詠まれたこの俳句
夏井先生は冬の季語の「マスク」も従来あったんだけれども
昨今ではコロナ禍でのマスクという側面もこの季語は持ち合わせていて
この俳句っていうのはその両方で読んでも成り立つというところを評価していました
詳しく話したいと思います
一つ目冬の季語としてのマスクですね
陸橋を渡る前マスクは冬の季語ですのでとても寒いわけです
それでも陸橋を越えれば体温が上がって熱を持つとそういった温度感の差みたいなものを表わす俳句としての解釈が一つ
もう一つは陸橋を渡るときでさえこのコロナ禍ではマスクを付けなければならない
どんなに熱を持って蒸れたり汗をかいたりしても付けていなければいけないそういったことを詠んだ俳句としても捉えることができますね
夏井先生はこの二つの解釈のことを一言で「マスクの二つのリアリティー」という言葉で表現して「さすが名人ですよね」と賞賛していました
この俳句で名人十段星二へ一つ前進することとなります

2022年6月30日お題「キッチンカー」で詠まれた自身78個目の俳句がこちら
雲の峰 ぱんっと乾いた ピザの薪
意味は山のような積乱雲 これが雲の峰の説明なんですけれども
山のような積乱雲の出る夏の日
ピザのキッチンカーの袖にはぱんっと乾燥した薪があるということですね
先ほども教科書掲載句で「ぬうぬうと」と詠んだフジモンさんですが
今回は「ぱんっと」というオノマトペを使っているわけです
今回もこのオノマトペが評価されて「読み手の五感を刺激している」と夏井先生に評価されます
まず夏の入道雲の様子で天気や視界というのを表現して
ぱんっとと聞き慣れないオノマトペなんですが「乾いた」と続くことで乾く様子を表す言葉なんだということを読み手に伝えます
そしてぱんっと乾いたとくるとシーツがぱんっと乾くとかそういったことは共感できるはずで
ピザの薪と着地して映像が明らかになるという俳句になります
夏井先生は「今後ピザを食べるたびにこの句を思い出す」と言っていました
そんなこと言わせたいですよね、夏井先生に
そしてこの俳句がなんと番組史上初の二つ前進というということで名人十段星三になる訳です
この前に一つ後退というのを経験してますので名人十段星一から星三へ二つ前進という番組史上初の快挙を達成する訳ですね
フジモンさん本人もこの二年半の間で一番嬉しいと波乱万丈あったこの時期におっしゃっていましたね

2022年8月11日お題「金魚すくい」で詠まれた自身80個目の作品がこちらからです
金魚鉢 金魚のいなくなる 屈折
意味は湾曲した金魚鉢を見ると角度によっては金魚がいなくなったように見えるという現象を詠んだ俳句です
夏井先生はこの「いなくなる屈折」という表現を評価していました
この光景っていうのは金魚鉢を見たことがある人金魚を飼ったことがある人なら共感できる現象ですよね
ここでこの現象を言い表わそうとしたときに皆さんはどういう風に言い表すでしょうか
夏井先生は「ごまかさない言葉選びが秀逸」という風に評価したんですけれども
普通の人なら「見えなくなる」や「隠れる」などでごまかして屈折の部分も角度なんていう風にする人が多いんじゃないかというわけです
そんな中俳句らしくなる表現っていうのを吟味してこの金魚のいなくなる屈折としているところが色んな意図に基づいていると評価する訳ですね
確かに金魚が見えなくなるとすると現象そのものは正しく言い表せているかもしれませんが「いなくなる」には表現の要素で少し劣るかもしれないし
同様に角度よりも屈折の方が良い気がしますね
色々と他の言葉を当てて比べてみると「いなくなる屈折」の部分の表現の良さが際立つそんな後味の良いというか噛めば噛むほどおいしいそんな作品かと思いました
こちらで名人十段星四へ一つ前進となります

最新の俳句も紹介します
2023年1月26日お題「春の京都三条大橋」で詠まれた自身87個目の作品です
プレバトの中で87個の俳句を詠んでいるということですね
春色の洛中 馴染みなく緩歩
こちらは春の洛中は馴染みがないというところから始まって、見る場所が多くあり思わず歩くスピードが遅くなってしまうよということを詠んだ俳句だそうです
夏井先生は「馴染みなく」のところがストレートすぎるということで「そぞろなる」という言葉を提案します
添削後
春色の洛中 そぞろなる緩歩
そぞろなるというのは何ということがないなんとなしであるという古文の単語だそうです
添削ももう名人十段に付けるような添削をされるようになるということですね
2 سال پیش در تاریخ 1401/12/02 منتشر شده است.
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