平安・鎌倉時代に比べると 僧侶の学力は右肩下がり? 仏教学科を制すものは世界を制す?

ゆうき和尚 仏教・仏事解説
ゆうき和尚 仏教・仏事解説
1 هزار بار بازدید - 3 ماه پیش - 「平安、鎌倉までの(僧侶の)知力ですが、偏差値70以上のエリート層 現代は龍谷大学、高野山大学 偏差値50強。学力は右肩下がりでは?」 というコメントがありましたので、ちょっと考察してみました、話半分として聞いてください。 ※
「平安、鎌倉までの(僧侶の)知力ですが、偏差値70以上のエリート層 現代は龍谷大学、高野山大学 偏差値50強。学力は右肩下がりでは?」 というコメントがありましたので、ちょっと考察してみました、話半分として聞いてください。 ※ 本来の偏差値は分布を示すものなので、今回の使い方は厳密には間違いです。 まず、平安・鎌倉時代の人口ははっきりとはわかりませんが、推定600万人~700万人といわれます。その当時の有名僧侶は、庶民階級の日蓮上人を除くと、貴族・豪族階級の出身ですから、僧侶の出自は貴族・豪族階級と言えます。江戸時代の公家僧侶神官が1.5%ぐらい(武士が7%ですが多すぎる)ですから、当時の貴族・豪族階級も同じくらいの割合と考えても良いと思います。すると、対象となる支配者階級は、約10万人程度の地方都市と同じくらい。それ位の都市の進学校であれば、偏差値70は無いです。高校入学時の偏差値が60位で、大学入学時であれば、それより10位偏差値は下がりますので、平均の偏差値は50。当時の僧侶の平均の学力は、龍谷大学とあまり変わらないと思います。 もう一つ大きいのは、学力コストの大きさ。平安・鎌倉時代に勉強しようと思ったら、基本的に口伝、つまり誰かに教えてもらうしかありません。当時の紙は高級品ですし、基本的に書写によって書物を広げるので、今のように自分で資料を集めて独学で学ぶことは難しいです。したがって、現在の方が勉強しやすい環境はあると思います。また、対象人口が平安鎌倉時代は10万人、現在は1億2000万人と1200倍なので、学力的には現在の方が優秀な人が多いと思います。 ただ、平安・鎌倉時代の僧侶との比較であれば、現在の方が優秀と思いますが、戦前と比べると別です。戦前の寺院は寺領もあって、貧しい農家の次男三男で優秀な人を小僧として学校に通わせて教育を受けさせました。その中でも優秀な人を選んで高野山などに送ったといわれます。高野山でも各地から送られた人材を教育して、優秀な人間は高野山に残し、そうでない人を各地の寺院に派遣したと言いますので、高野山に残った人は、今で言えば東大より優秀な人だったという話を聞いたことがあります。ですから、戦前と比べると少子化の影響もあって、このところは右肩下がりと言えなくもありません。 ところで、龍谷大学の仏教学科は偏差値40位で、一般学部よりかなり入りやすいです。また、高野山大学はボーダーフリー(全入)です。特に最近、仏教系に限らず宗教学科は上智大学や同志社大学といった難関大学でも比較的入りやすい不人気学部です。原因としては就職に不利ということが言われております。もともと、仏教系は寺院子弟が多いこともあって就職に力を入れてこなかったので、OBが少なく、現在は避けられる傾向があります。ただ、世界に出て活躍することを考えたら、宗教学科は有利です。なぜか?日本人の特徴は良くも悪くも日本教です。この日本教を客観的に理解できていないと、世界へ出た時に、宗教感覚が無いために足かせになり、軋轢を生みかねません。また、仏教学部で学ぶ日本文化は、武器になります。だから、仏教学部で日本文化をしっかり学び、一年間海外へ留学して国際感覚を身に着けるならば、就職ではかなり有利になるのでは?と思って、提言をしておりますが、取り上げてもらえません。皆さんはいかがお考えでしょうか? 関連動画 なぜ、日本仏教は衰退してしまったのか? に思うこと 日本仏教は衰退していない https://www.seevid.ir/fa/w/uvldsUnFmAA 仏教系大学 YouTube登録者数ランキング https://www.seevid.ir/fa/w/AklVJb6T4JY 仏教系大学で学ぶメリットは? 海外で活躍できるかも?    • 仏教系大学で学ぶメリットは? 海外で活躍できるかも?   #日本仏教 #僧侶 #平安仏教 #鎌倉仏教 #真言宗 #竜谷大学 #高野山大学 #学力 #偏差値
3 ماه پیش در تاریخ 1403/03/22 منتشر شده است.
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