刷新？継続？福岡県「北九州市長選挙」立候補者の演説をＡＩ分析～頻出ワードは何？

人口減少や財政の問題など多くの課題がある中、北九州市長選挙に立候補した４人はどのようなことを訴えているのでしょうか？告示日の「第一声」を人工知能＝ＡＩを使って分析しました。 ◆各候補の頻出ワードは何？ 無・新津森洋介氏（４７）「速やかな実現力実行力を持って、この北九州を大きく大きく飛躍してみせます」 無・新永田浩一氏（５７）「地域で頑張っている中小業者の方たち、しっかり応援する北九州に変えていこうではございませんか」 無・新武内和久氏（５１）「北九州市の未来を作り、そして北九州市の未来を輝かせる、その時がやって来たんです」 無・新清水宏晃氏（３９）「この街の将来に投資をする北九州市政をやらせていただきたい」 新人４人が立候補した北九州市長選挙。４期１６年にわたる北橋市政の「継承」か「刷新」か、人口減少や厳しい財政、街の活性化などが争点となっています。選挙戦が始まった２２日、最初に行った演説＝「第一声」で各候補はどのような言葉を発したのか？人工知能＝ＡＩが使用頻度や重要度などを分析し大きな文字で表示する「テキストマイニング」という手法で読み解きました。 ※ユーザーローカルＡＩテキストマイニングによる分析 ◆無・新津森洋介氏（４７） 「北橋市長が取り組まれてきた、これまでの政策をさらに底上げして、皆様安心して安全で人と人が支え合う街づくり、これができることになるんです」 与野党の議員や支援団体の関係者が集まった津森洋介氏の第一声。後継指名を受けた「北橋」市長の名前のほか“くらし満足度日本一”を掲げていることから「暮らしやすい」という言葉が目立っています。 ◆無・新永田浩一氏（５７） 「学校給食の無償化、そして子供の医療費の国保料の無料化。３つのゼロをやってこの北九州から子育て頑張っている皆さんしっかりと応援していこうじゃありませんか」 共産党の推薦を受け２度目の出馬となる永田浩一氏。無償化を掲げる「給食費」という言葉のほか、公約である「地球温暖化対策」などの言葉が並びます。 ◆無・新武内和久氏（５１） 「大きな政党の支援はありません。数々の業界団体の支援もありません。しかし、私には市民の皆さんがついているんです」 末吉興一元市長らが参加する中、出陣式を行った武内和久氏。政党の推薦は受けておらず今回の戦いは「政党」対「市民党」だとして、「未来を」支える若者に投資していくと訴えます。 ◆無・新清水宏晃氏（３９） 「今この北九州が抱える最も大きな課題は、少子高齢化、そしてその少子高齢化の主原因は若年層の流出にある。そう私は分析しております」 小倉北区の街頭でマイクを握った清水宏晃氏。「少子高齢化」が止まらない北九州市を救うためには「教育」と「子育て」が重要だと訴えます。 北九州市の舵取り役を目指す候補者たちは、２週間の選挙戦で何を有権者に訴えていくのか。その言葉が来月５日の投票結果を大きく左右しそうです。