精神科医のストレス解消法 #防衛機制 #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介

精神科医がこころの病気を解説するCh
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58.8 هزار بار بازدید - 2 سال پیش - 本の発売あります8/5精神科医の本音 (SB新書)   益田 裕介
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精神科医の本音 (SB新書)   益田 裕介 https://www.amazon.co.jp/dp/481561622... @amazonJPより
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00:00 OP
01:45 ストレス解消法を聞きたいとは?
03:19 防衛機制
08:17 メタファー
11:49 「群れ」の中での担当

本日は「精神科医のストレス解消法とは何か」というテーマでお話しします。

「精神科医の」というタイトルはつけていますが、主に益田裕介のストレス解消法とはということに話の展開的になるのではと思います。

この動画を撮っているのは7月22日です。
どうしてこの動画を撮ろうと思ったかというと、前日の7月21日に公開した動画が「益田裕介が断酒して2年経ち、今の心境は」みたいなテーマでお話ししたのですが、コメント欄を読んでいると僕の人間味とかそういうものがすごく面白かったという人が多かった。

治療者がこんな思いでやっているのだということがわかって、治療に前向きになれますとか、そういうコメントをいただいていました。

自己開示というのは、本来やってはいけないと教わっています。
治療者は鏡のようであるべきだということで、診療を受ける上で、治療者側の情報というのはない方が良いのです。
色が付いてはいけないということなのですが、でもまあ、時代は変わってきていますし、僕はこういう形でYouTubeもやっているので、どういう塩梅がいいのかなと思いながらやっています。
でもちょっと自己暗示的な要素も含めながらお話ししたいなと思います。

■ストレス解消法を聞きたいとは?

ストレス解消法は何かとよく聞かれます。
YouTubeライブでもよく聞かれるのですが、いつもどう答えたら良いかわからず、「いや、実は趣味とか別に僕は持ってないんですよ」と答えたりしていました。

でも冷静に考えてみて思ったのは、「ストレス解消法ということをなぜみんなが聞くのか?」ということです。
一つは自分も参考にしたいということだろうし、もう一つは僕自身の人となりが知りたい、ということだと思います。

つまりストレス解消法というのがそもそもどういうものかを知りたいという意見と、あとはメタファーなんですね。

ストレス解消法によってその人がわかるので、その人のフラストレーションとかその人のあり方はどういうものなのか、そしてそれはどういう形で表現されるのかを知りたいということなのかなと思いました。
難しいですね。

このメタファーというのは何かというと、例えば運動が得意な人であれば、ストレス解消法はスポーツだろうし、体力が落ちてきたのならスポーツ観戦になる。
それがその人のもともと持っていた人間としての特性、本質、気質だったりするのですが、それが現代社会ではスポーツという趣味になってメタファーとして表現されるということです。

■防衛機制

そもそもストレス解消法とはというよりも、ストレスとは何かというと「欲求不満」なのです。
欲求不満のことをストレスと言います。
あとは、抑圧されているというか、心の疲労が溜まっていることをストレスと言ったりします。

それが溜まっていくと人間はどういう風に反応するのかということです。
ストレスが溜まると人間はどうなるのか。どういう風にそのフラストレーションは発散されるのかというと、「防衛機制」という形で昔は表現されていました。
現代でもこの防衛機制の考え方は有効だと思います。

つまり、ストレスが溜まると人間はどういう行動をとりますかということです。
それが精神病的なものとか、成熟したものとか。ホワイトボードの下に行くほど成熟したもので、上に行けば行くほど病的なものです。
そういう風に分けて考えられています。

・分裂、否認、転換、妄想
例えば、精神病的なものであれば、分裂、分けてしまいます。
多重人格のようになってしまいます。
ストレスを感じている自分は別の自分、ストレスを感じていない自分は良い自分、という形で分かれてしまう。豹変してしまう。

普段はいい人なのに、突然人が変わったみたいに怒ったり泣き出したり、多重人格みたいになってしまうのを「分裂」と言ったりします。

あとは「否認」です。気づいてないフリをする。
自分の心が傷ついているとかストレスが溜まっているということを自分で認めない。あるのにわかっていないフリをする。
実際はわかっているのかもしれないけれど意識に上っていない。
無意識的に処理されているものを否認と言います。

あとは、はけ口が肩こりとかになるということがあります。
肩こりとか体の病気として出てくる。手が動かないとかそういうのを「転換」と言ったりします。
肩こりだと身体化と言ったりするかもしれません。
ヒステリーですね。

あとは「妄想」が発生してしまう。
被害的な妄想が出たり、「こうなんじゃないか」とか「誰か恨んでいるんじゃないか」という妄想に変わってしまう。
ストレスが溜まるとそういう変なことを考えてしまうところがあったりします。

・行動化、理想化、退行
もう少し成熟してくると「行動化」といって怒ったり殴ったり、買い物しすぎたりしたりということがあります。

それから「理想化」です。
何か素晴らしいものがあるんだとか、「推し活」もそうかもしれません。
献金するのも理想化の一種かなと思います。

あと「退行」と言って、赤ちゃん返りしてしまうというのもあります。
子供のように振る舞うとか。

・合理化、知性化、外在化
益田がよく言ってるのは、合理化とか、知性化とか、外在化とか呼ばれるものです。

「合理化」というのは「すっぱい葡萄」です。
自分の手に入らないものだと、あれは要らないんじゃないか、あんなもの本当はおいしくないんだとか言ったりします。
お金が手に入らないと「お金なんかいらないんだよ」とか、人気がなかったりすると「人気なんかいらないんだ」とか、モテなかったりすると「恋愛なんか無意味なんだ」と思ってしまう。

あとは「知性化」です。わかったフリをする。
人生なんてたった一回だし、死んだらみんな一緒なんだからどうでもいいだろうとか。
そういうのはわかったフリをする知性化だったりします。

「考えても仕方ないよね」というのは「外在化」の一種です。
未来のことはわからないから放っておこう、みんなが好き勝手やっても神の見えざる手でなんとなく世の中は良い方に向かうのだから各々は他人のことを気にせずにお金儲けに走ればいいんだとか。

・感謝、ユーモア、昇華
もう少し成熟してくると「感謝」です。
ストレスが溜まっていても、「いやでも、こんなことしてくれたな」と感謝する。
「いや、結構辛いよね。みんな辛すぎてやばいよね、へへへ」とか言って「ユーモア」に変える。

あと「昇華」ですね。
ストレスが溜まったときだからこそ、社会に役に立つことをやるんだという熱に燃えることを昇華と言ったりします。

ストレスの反応というのは、未熟なものから成熟したものまでいろいろなものがあるということが防衛機制の教えです。

ストレスが溜まったときにどういうストレス解消法がいいのかというと、基本的には下に行けば行くほど良いです。
世の中のためになるとか、感謝するとかそういうことは良いのですが、それだけだとやはりうまくいきません。

すごく退行することもあれば、変なことをしてしまうこともあるだろうし、でも良いストレス解消法というのもあるので、その辺りを意識しながら良いストレス解消法を選んでもらったら良いのではないかなと思います。

■メタファー

メタファーの話に移るのですが、もともとの人の特性というのがあります。
得意なこととか。

運動するのが得意な人であれば、運動がたぶんストレス解消法です。
ですが、現代社会において多くの人は、運動をすることで仕事を得ているとかお金を得るということはあまりありません。

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一般の方向けに、わかりやすく、精神科診療に関するアレコレを幅広く解説しています。動画における、精神分析や哲学用語の使用法はあくまで益田独自のものであり、一般的(専門的)な定義とは異っているところもあります。僕がもっとも説明しやすいとたまたま感じる言葉を選んだだけなので、あまり学術的にとらないでいただけると嬉しいです。
   早稲田メンタルクリニック院長 益田裕介

【自己紹介】
益田裕介
防衛医大卒。陸上自衛隊、防衛医大病院、薫風会山田病院などを経て、2018年都内で開業。専門は仕事のうつ、大人の発達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと変人よりの町医者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。
2020年6月5日より断酒継続中。

【参考】
厚労省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神医学テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/deta...
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb...

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・コメントは承認制です。誰かのコメントに返信されているものは誤解される可能性もあり、基本的に承認されません
・コメントは益田が目を通していますが、手が回らず、質問にはお答えできません。ハートマークもつけてません。
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2 سال پیش در تاریخ 1401/05/16 منتشر شده است.
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