相次ぐ学校給食への異物混入 安心安全は守られるか

福岡・佐賀 KBC NEWS
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3.3 هزار بار بازدید - 2 سال پیش - 今年4月以降、学校給食に金属片の混入が5件相次いだ北九州市。取材を進める中で、他の自治体でも異物混入が起きていることがわかりました。「安心・安全」が求められる学校給食ですが、抜本的な対策はないのでしょうか。 北九州市教育委員会の担当者「約半年でこの件数というのは北九州市としては多い件数と考える。再発防止策の対策が急務であると」 今月4日、北九州市立中学校の給食で「ひよこ豆」のサラダから長さ約1センチの金属片が見つかりました。 配膳中に生徒が気づいたため、けがはありませんでした。 北九州市の学校給食から金属片が見つかるのは、今年4月以降で実に5度目。
今年4月以降、学校給食に金属片の混入が5件相次いだ北九州市。取材を進める中で、他の自治体でも異物混入が起きていることがわかりました。「安心・安全」が求められる学校給食ですが、抜本的な対策はないのでしょうか。 北九州市教育委員会の担当者「約半年でこの件数というのは北九州市としては多い件数と考える。再発防止策の対策が急務であると」 今月4日、北九州市立中学校の給食で「ひよこ豆」のサラダから長さ約1センチの金属片が見つかりました。 配膳中に生徒が気づいたため、けがはありませんでした。 北九州市の学校給食から金属片が見つかるのは、今年4月以降で実に5度目。 幸いすべての事案で健康被害は確認されていませんが、約半年の数字としては異常と言えます。 北九州市だけではありません。県内の他の自治体を調べてみると、福岡市では、4月以降ステンレス片やビニール片、虫が混入した事案などが22件。 久留米市では、長さ8ミリほどの線状の金属片のほかビニール片の混入などが5件発生しています。 ちなみに異物混入事案の発表基準は各自治体に任されていて、福岡市は、健康被害があった時やその恐れがある場合。久留米市は明確なものはなく事案ごとに判断しています。 当の北九州市はこれまで「健康被害の有無」を発表の判断基準としていましたが、公表することで注意喚起を促そうと、今年5月から、けがをする恐れがあるものが混入した場合も発表する方針に切り替えました。 実は北九州市での異物混入は金属片こそ半年で5件でしたが、金属片を除いた毛髪や虫、プラスチック片などの混入は1学期だけでも56件だったといいます。 「安心・安全」が大前提のはずの学校給食ですが、現場ではどのように管理されているのでしょうか。 「北九州市の小中学校の給食は、すべて小学校で作る方式をとっています」 毎日約900人分の給食が作られているこちらの小学校。 まず「ざる」を取り出し、異常がないか使う前に目視で点検します。 そして使用後も、変わったところがないか再度点検。 調理の担当者は、使う機械や器具すべてを使用前と後で点検し、食材にも異物の混入はないか目視確認を徹底しています。 しかし、今月4日に「ひよこ豆」のサラダに混入した金属片は、調理で使用した「ざる」の一部の可能性が高いことが分かっています。 市の教育委員会は、今年度相次いだ異物混入の再発防止策として、7月に調理器具や機械の一斉点検。 8月には調理委託業者を対象に安全についての研修会を行ったばかりだったのですが、効果はなかったのでしょうか。 給食の衛生管理を研究する西南女学院大学の青木るみ子准教授は「業者の教育の徹底だけでは異物混入は防げない」と指摘します。 「監督する立場から、実際の現場で点検を実施しているかどうかのチェックシステムが必要になってくる」「金属探知機などを調理現場に導入するのが一番正確だと思うが、点検の方法として果たしてそれができるかどうか。それは難しい」 北九州市教育委員会の担当者「これまでと同じやり方では防げないということも10月の事案を通しわかってきましたので、機械器具の更新も含め早急に対応したい」 子どもたちの健全な発達や食育にもつながる学校給食。道は遠くても教育の一環でもある給食への不安は徹底的に排除されなければなりません。
2 سال پیش در تاریخ 1401/07/26 منتشر شده است.
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