オリックス・バファローズ  小谷野栄一 パニック障害と生きる

聖教新聞
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59.5 هزار بار بازدید - 3 سال پیش - 現代社会を生きる上で直面する、多様な関心ごとや悩みにフォーカスする電子版オリジナル連載「with あなたと」。  今回は、パニック障害と向き合いながら16年間、プロ野球選手として活躍し、現在はオリックス・バファローズで野手総合兼打撃コーチを務める小谷野栄一さんに話を聞きました。 あの日は、「いつものように」はいかなかった。 
現代社会を生きる上で直面する、多様な関心ごとや悩みにフォーカスする電子版オリジナル連載「with あなたと」。
 
 今回は、パニック障害と向き合いながら16年間、プロ野球選手として活躍し、現在はオリックス・バファローズで野手総合兼打撃コーチを務める小谷野栄一さんに話を聞きました。

 あの日は、「いつものように」はいかなかった。
 プロ4年目の2006年6月。二軍の試合、対巨人戦。小谷野栄一さんはネクスト・バッターズ・サークルで突然、強烈なめまいと吐き気に襲われた。“熱中症か? 食あたり?”。頭が混乱する中、何とかこらえて打席に立つ。しかし、症状は治まらない。むしろ、ひどくなるばかり。思わず主審にタイムをかけて打席を外すと、その場で吐いてしまった。
  
 「試合から数日後、病院で胃カメラを飲んでも、異常なし。再診の際、医師から心療内科を勧められ、診断の結果が『パニック障害』でした」

 「パニック障害」は、何の前触れもなく、めまいや呼吸困難などとともに激しい不安に襲われる。
 ひとたび発作を起こしてしまうと、「また起きるのでは……」という「予期不安」や、電車の中などの人混みを恐れる「広場恐怖」を招きやすくなる。日本人の100人に1人の割合で起こるといわれ、最近では、抗うつ薬や抗不安薬などの薬物治療と同時に、認知行動療法を用いると効果が高いことが認められている。
  
 小さい頃から緊張しやすい性格だった。学校の授業で教師から「本読み」をお願いされても、うまく声が出せなった。次の日に何か大切なイベントがあると、前日から緊張することが多かった。

  
 体を動かすのは好きだった。小学2年から少年野球チームで野球を始め、中学卒業後、創価高校では甲子園に出場。創価大学野球部でも活躍し、ドラフト5位指名で日本ハムファイターズ(現:北海道日本ハムファイターズ)に入団した。一軍での活躍を誓い、懸命に練習に励んでいた4年目、突然の発作だった。


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3 سال پیش در تاریخ 1400/01/14 منتشر شده است.
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