【凄いベーシスト伝説】TAIJI(沢田泰司)【日本ロック史の最重要ベーシスト】

音楽の秘密基地
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181.9 هزار بار بازدید - 3 سال پیش - これは極々個人的に思ってる事ですけど 日本のロックの歴史は、 沢田泰司以前、#沢田泰司 以後だと思ってます そう思う根拠は、大きく2つあります。
これは極々個人的に思ってる事ですけど 日本のロックの歴史は、 沢田泰司以前、#沢田泰司 以後だと思ってます そう思う根拠は、大きく2つあります。 〜 音楽の秘密基地ホームページ https://bunbassbase.wixsite.com/bunbassbase Bun(ブン) Facebook http://www.facebook.com/bun.bassist  ツイッター http://twitter.com/BassistBun Instagram https://www.instagram.com/bassistbun 〜 まず①技術面 泰司さんはピック弾き、指弾き、 そしてスラップという いわゆるベースの三大奏法を 見事に使いこなす オールラウンドプレイヤーです。 このオールラウンドなんですけど、 泰司の凄さがよくわかるのが、 Xの「サディステックデザイア」なんです というのも、 東京ドームでのライブの時、 この一曲だけで三つ全部使ってるんです。 これの何が凄いかというと、 スラップからピック弾きへの切り替えって めちゃくちゃ難しいんです。 〜 通常ピックは、親指と人差し指で持ちます そしてスラップは、 いわゆる「いいね」のようなフォームで やはり親指と人差し指を使います つまり、どちらの奏法も 親指と人差し指を使ってるわけですけど、 これ同じ曲で、ピック弾きからスラップに 切り替える時は、変な話、 ピックをその場で捨ててしまえば 即座にスラップに切り替えられるわけです ここで問題なのは、スラップからピックに 切り替わる時、 いつピックを持つんですかっていう話なんです ここで、指弾きなんです つまり、 スラップとピック弾きの間に 指弾きを挟む事で、 音数が減っても差し支えないところまでは 指弾きで繋げて、 いざ音を伸ばして 時間的余裕を確保できた瞬間に ピックに切り替えてるんです。 つまり、それまでの 「一つの曲では一つの弾き方」っていう ある種の常識めいたものがあった中で 二種類どころか三種類全て使ってしまった そこが凄いと思います。 〜 そんな、ベースの三大奏法を 見事に使いこなす泰司さんですけど、 ここから更に 早弾き、チョーキング、 ライトハンド タッピングといった ギター的アプローチでも ベースを演奏します。 泰司さんは、この、 まるでギターのように ベースを弾くスタイルの パイオニアだと思うわけです。 そしてこのギター的アプローチこそが、 日本のロックの歴史を大きく動かしたと そう思うわけです。 〜 そもそも日本のロックの歴史を遡ると その始祖とも呼ばれるはっぴぃえんど、 そこから矢沢永吉さんのキャロル、 忌野清志郎さんのRCサクセション、 そういった流れがあります。 ここまでは概ね、 「ロックのリズムに日本語を乗せる」事自体が目新しく、 音楽的にも、やはり 歌が中心なわけです。 で、そんな歌期を経たのち、 ギターも主役になるっていうスタイルの パイオニアとして、 氷室さんや布袋さんのいたボーイが 出てきます。 そして、ここで #XJAPAN なわけです。 X、そして泰司さんの偉業は、 ギター的アプローチや、それこそ ギターソロのようなフレーズによって、 ベーシストにスポットライトが当たる アレンジを構築した事で、つまり ベースも主役になれる事を 証明した事にあります。 〜 そんな泰司の凄さを詳しく紐解くと 「力」というキーワードが浮かび上がります 具体的にいうと、 観察力、そして 神経伝達能力です。 まず観察力なんですけど、 この話は泰司さんの子供時代に遡ります 〜 これ、そもそも泰司のお父様が ギターを趣味にしていた所が 発端なんですけど、 幼少時代から泰司さんは、 そんなお父様のギター演奏を見てたわけです そして、 じーっと目を凝らして見ている内に、 何故か自然と覚えたらしいんです。 そしてこれは、それこそ泰司さんの代名詞である タッピングでもそうで、 泰司が憧れる、ラウドネスの高崎晃さんの タッピングを見て、その技を盗んだんだそうです。 それこそ当時はインターネットも無くて 情報も中々入手しづらい、そして 見たい所だけをリプレイするような事も できない時代に 見て、覚えたと、 その観察力は群を抜いていると思います。 一方で、いくら見るのが上手でも、 実際に身体がその通り動かないと 盗むという行為はできないわけで、 やはりこの、 盗むという技術には、 イメージ通りに体を動かす 神経伝達能力、すなわち 運動神経も欠かせないわけです。 事実泰司は 中学3年の時に 卓球部の県大会で2位になった、それ程の 運動神経の持ち主なんです。 〜 泰司はこの観察力、神経伝達能力に加えて もう一つの「力」があります。 それが、努力です。 そしてこの努力こそが、個人的には、 泰司の本質だと思っています。 そもそも泰司さんは、 お兄様と、歳の離れた妹さんがいて、 つまり三人兄弟の二人目なんです。 これ兄弟あるあるですけど、 兄がいると我儘放題は許されないし、 妹がいれば色々と助けてあげなきゃいけない それが当たり前だと感じる人もいるとは 思うんですけど、 少なくとも泰司さんは、 自分を出す事を抑えていた、 そんな優しい面もあると思うんです。 というのも、泰司さんが卓球にハマったのは 個人競技、つまり 自分の思うようにできるからなんです。   そんな、ある意味では 常に周りに気を遣ってなきゃいけない中で 泰司さんの中に、 ある種の繊細さが育まれたと思うんです。 そんな繊細さがよくわかる動画が あるんです。 その動画は、あくる日のXのライブ前、 控室の模様なんですけど、 泰司さんはひたすらベースを練習してるんです 横ではスタッフさんが準備に 忙しくしてるんですけど、 あたかも泰司さんだけ 別の世界線にいるかのような それほどの集中力で ベース練習してるんです。 これは先ほどお伝えした 奏法アプローチの多彩さに 大きく関わるんですけど、 とりわけ #タッピング は、 弦を振動させるのではなく、 文字通りタップするだけで音を出す奏法なので 太い音を出しづらいんです。 一方で、 ベースという楽器そのものを タッピングしやすい設定にしてしまうと、 今度は弦のテンションが弱くなって 肝心の、メインである三大奏法の時に 十分な弦振動が得られない。 つまり、ちゃんとした弦振動がある上で しっかりしたタッピングもする そのバランスってとてつもなく繊細なんです 〜 言い換えると、そんな繊細な泰司さんだから、 あらゆる演奏方法をマスターしても、 決してバンドの中で悪目立ちしないように、ちゃんとバランスを取っていると思うんです 事実、速弾きの能力は主に つまりギターを支えるために使ってるし、 でも、ここぞという時に 誰にも真似できない事を あくまでクールにやってのける その「瞬間の美学」が たまらなくカッコいいんです。 〜 日本のロックの歴史において 「泰司以前、泰司以後」である所以のもう一つ、 それがフレーズ面なんですけど、 ここには深く、それはもう深く関わる人物がいます。 それが、hideなんです。 この続きを、次回お送りします。 関連動画 https://www.seevid.ir/fa/w/Oj9bvmzTR2A https://www.seevid.ir/fa/w/QhOFg_3RV5Q https://www.seevid.ir/fa/w/eR5UVOxraQw https://www.seevid.ir/fa/w/SMlQdTqoLzk https://www.seevid.ir/fa/w/d7gAX97K51Y
3 سال پیش در تاریخ 1400/04/25 منتشر شده است.
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