ジェノサイドの防止は国際法なのか？

258 بار بازدید - 2 ماه پیش - 「ジェノサイド」という言葉は、1944年にポーランドの法律家ラファエル・レムキン氏の著書『占領下のヨーロッパにおける枢軸国の統治』の中で初めて使われた造語である。ギリシャ語で人種や部族を表す接頭辞genosと、ラテン語で殺害を意味する接尾辞cideから成る言葉だ。レムキン氏は、ホロコーストでユダヤ人を組織的に虐殺したナチスの政策を受けてこの言葉をつくったが、同時に、特定の人々の集団を壊滅させることを目的とした行為の歴史上の他の事例を受けたものでもある。後にレムキン氏は、ジェノサイドを国際犯罪として認め、成文化するための運動を先導した。「集団殺害罪の防止および処罰に関する条約」（ジェノサイド条約）制定75周年を機に、1946年にジェノサイドが国連総会で国際法上の犯罪として確認され、1948年の同条約で独立した犯罪として成文化されるに至った経緯を振り返る。本条約は、2022年4月時点で153カ国が批准している。国際司法裁判所（ICJ）は、本条約が、一般的な慣習国際法の一部である原則を具体化したものであると繰り返し述べている。それは、「ジェノサイド条約」を批准しているか否かにかかわらず、すべての国が、ジェノサイドは国際法で禁止された犯罪であるという原則によって法的に拘束されていることを意味している。