オーボエ庄司のリードメイキング

オーボエ庄司チャンネル
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4.9 هزار بار بازدید - 4 سال پیش - リードは100人いれば100通りの作り方があると思いますが大きく分けるとすると2種類、良いものと悪いものの2つになると思います。スタイル云々で片付けるべきではなく現在進行形で新たな多種多様な可能性を秘めているはず。偉大なオーボエ奏者の先人は教祖のようになりたかったわけでもなく作曲家の意図に沿った音楽を表現するにはどんなリードが良いかを純粋に考えていました。僕自身はロングスクレープを採用していますが生徒が持っている楽器メーカーやその人の持つイメージを尊重し様々な削り方を勧めています。リグータ社のものやいくつかのドイツ製のもの、日本製のものの中にロングスクレープではバランスが取れないものがありました。実際僕の所有しているリグータのバスオーボエはほぼショートスクレープで作っています。しかしながらどんな見かけになろうともいいリードは基礎となる理論は同じであるというのがこの世界で40年ほどプロとしてやってきて感じた信念です。リードメイキングは工作や作業といったものではなく理論に基づいた演奏に直結する学問です。演奏する側の具体的な表現のイメージという理想なくしてリードが上手く作れることはありません。ここをこんなレガートで吹きたい、スタカートのニュアンスはこんな感じ、 モレンドをこう表現したい、跳躍の音程をピタッと当てたい、あの曲のFFFの濃いサウンドを、PPPの神秘的な世界をetc、、、 学生のとき大学にレッスンにやってきたドイツのリーバーマン。吹かせていただいた彼のリードの吹きやすさと言ったら表現の仕様がありませんでした。ウッドハムスのリードを吹いたときは気絶しそうになりました。他にもそんなイタリア人、イギリス人などリードスタイルは関係ないんだと確信したことは何度かあります。 しかしその逆の例も多々あります。「いくらなんでもアナタ、、、そのリードでよくそんなに吹けますね、、、」 この動画で説明していることは初歩的なこと、マニアックなこと様々ですが基本的な奏法で前提条件としていることがありますので挙げてみます。
リードは100人いれば100通りの作り方があると思いますが大きく分けるとすると2種類、良いものと悪いものの2つになると思います。スタイル云々で片付けるべきではなく現在進行形で新たな多種多様な可能性を秘めているはず。偉大なオーボエ奏者の先人は教祖のようになりたかったわけでもなく作曲家の意図に沿った音楽を表現するにはどんなリードが良いかを純粋に考えていました。僕自身はロングスクレープを採用していますが生徒が持っている楽器メーカーやその人の持つイメージを尊重し様々な削り方を勧めています。リグータ社のものやいくつかのドイツ製のもの、日本製のものの中にロングスクレープではバランスが取れないものがありました。実際僕の所有しているリグータのバスオーボエはほぼショートスクレープで作っています。しかしながらどんな見かけになろうともいいリードは基礎となる理論は同じであるというのがこの世界で40年ほどプロとしてやってきて感じた信念です。リードメイキングは工作や作業といったものではなく理論に基づいた演奏に直結する学問です。演奏する側の具体的な表現のイメージという理想なくしてリードが上手く作れることはありません。ここをこんなレガートで吹きたい、スタカートのニュアンスはこんな感じ、 モレンドをこう表現したい、跳躍の音程をピタッと当てたい、あの曲のFFFの濃いサウンドを、PPPの神秘的な世界をetc、、、 学生のとき大学にレッスンにやってきたドイツのリーバーマン。吹かせていただいた彼のリードの吹きやすさと言ったら表現の仕様がありませんでした。ウッドハムスのリードを吹いたときは気絶しそうになりました。他にもそんなイタリア人、イギリス人などリードスタイルは関係ないんだと確信したことは何度かあります。 しかしその逆の例も多々あります。「いくらなんでもアナタ、、、そのリードでよくそんなに吹けますね、、、」 この動画で説明していることは初歩的なこと、マニアックなこと様々ですが基本的な奏法で前提条件としていることがありますので挙げてみます。 アンブシュア〜人それぞれ顔つきや歯並び、唇の厚さは違うので一概には言えませんが明らかに噛み過ぎ、下唇に当たるポディションが深過ぎ、口裂け系(横に引き過ぎ)、肉まんに割り箸ブッ刺し系(鼻の穴が床方向ではなく前方に向いている!)、早い話普段の顔つきから大きく逸脱して見える人は決して良いアンブシュアとは言えないと思います。(、、、その昔、故小島葉子さんとそんな話題になった時「どうせアタシは普段の顔つきもこんなだよ!」と言われ肯定も否定も出来ず即座に言葉を返せず失礼したことは心残りです、、、)しかしそのような”いくらなんでもアナタ!”アンブシュアである程度吹けている人も存在することは事実です。そのような人々にとってこの動画は何の役にも立ちません。特にバテても根性と気合で見るに耐えないへの字の口になっても我慢して吹き続けられる人。先天的体質に心からおめでとうございますと申し上げたい!(笑)僕の場合残念ながらそちら方面のエネルギーは若い頃からまったく持ち合わせていませんでした。 ご存知のように海外の名手でもなんちゅう汚いアンブシュアなんだという人がいます。もちろんその中にはアスリート並みの強靭体力の肉食系もいることも事実です。しかし一つの傾向で超有名人ヴィルトゥーゾを50cmの距離で観察する機会がありすべてを納得しました。西洋人の白人には我々東洋人のようなタラコ唇の出っ歯はいません。唇も薄くペラペラ喋るから舌の形状もコンパクトで唇を巻こうと思っても巻けない、というか我々にはものすごく巻いているように見えてしまうがマスタークラスで本人もっと浅いポディションで巻き込むなと言うんだからそんな意識は全く無い!!西洋人と唇で触れ合った経験のある輩にはわかるでしょう?、、なんだこの感触?つくりが全然違う!(なんのこっちゃ!) リードの開きとその安定性〜僕も若い頃はどうして途中からコントロール出来なくなってバテるか?が悩みでした。もちろんそれはリードだけの問題ではないことです。しかし先端のサイドが離れていて丸に近い開きのリードで吹いている人に向かって「力入れ過ぎないで息を細く遠くにスピードをつけて吐いて」なんて言っても理解出来るわけがありません。リードの開きは金管楽器のマウスピースに隠れた唇の穴の形、アパーチュアと近いものがあります。開きの根本的な問題は材料の形状とシェーパーでほぼ決まると思って良いでしょうが安定した開きは音域にかかわらず無理なくコントロール出来る最小限のエネルギーで演奏へ集中力を高めてくれます。 音程のツボとは引っ掛かりの抵抗感ということでその周辺の柔軟性をクローで確認しているつもりです。動画の中でその柔軟性を引き出すためにピンポイントで削って薄くすると書いています。薄くする目的はサウンドを薄っぺらにするのではなく柔らかさを出すためと理解していただきたい。そのためにはナイフを常に研いでおく。 楽器と相性の良いチューブの選択 リードの基本サイズなどを模索する過程で主な判断材料となるチェック音は直接押さえる両手人差し指、中指、薬指の6本の指の音の2オクターブと3オクターブ目のDの関係です。D-E-Fis-G-A-Hのトーンホールの位置と楽器の最小径までの距離は楽器製作者の間で「ピッチの長さ」と呼ばれます。楽器の「ピッチの長さ」でチューブとリードのハートまでのおよそのサイズは決まります。その他のトーンホール、E♭やCシャープはDに、FはEに、B♭はAに、CはHに付随する音程のツボと考えます。メインのトーンホールのオクターブだけで出来ているローエングリーンの3幕への前奏曲の三連符の後のソロは音程や響きのツボを注意深く聴けてリードサイズやチューブが楽器と合致してしっかり芯で響いているか演奏者のリードと音楽に対する意識や姿勢が即座にわかると思います。 楽器の最小径チューブの最大径の差で出来る空気だまりの面積によって起こる空気の回転とスピードはチューブのテーパーとシェーパーの形状、主に太さと相まってツボやひっかかりと共に大きな役割を果たします。チューブの最大径の直径サイズはメーカーによってネットにも公開されていますがかなり誤差もあるのでノギスで測ってみてある傾向を自分で考察することが出来ます。 古楽器やウィーンナーオーボエのソケットの砂時計のような形状は引っ掛かりや息の通りの抵抗感が興味深いです。 最後にオーボエを専門で勉強している人はこの楽器の歴史について真剣に論文などを含め専門書を読んで欲しいと思います。トリエベールによる第4システム以降、約1世紀半近く特に目新しい構造的な変化は無いこの楽器の歴史の中で19世紀の偉人たちが何に悩みどう対処していったかを知ることは我々に膨大なヒントを与えてくれます。 いろいろ書きましたがこの動画はもう少々フランクな形で一部の生徒に公開してたものですが一般向けではなかったので字幕を書き直したり編集し直してバスオーボエ4本でモーツァルトのBGMもつけてみました。字幕の移動が早すぎるという批判は覚悟の上で15分以内にしました!読み難くてすみません。 追記 https://www.seevid.ir/fa/w/ZMsSqEGxV24 導管の文字変換を間違えている箇所がありました。同感、道管はすべて導管の意味です。 訂正してお詫び申し上げます。 2020,7月
4 سال پیش در تاریخ 1399/04/31 منتشر شده است.
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