開業90年「佐賀玉屋」京都の不動産会社へ”事業継承” 来春以降は建替やリニューアル予定【佐賀県】 (23/12/11 17:14)

開業90年の老舗百貨店が大きく経営の舵を切ることになりました。県内唯一の百貨店、佐賀市の佐賀玉屋は11日、京都府の不動産会社に事業を継承すると発表しました。 佐賀玉屋などによりますと、新型コロナウイルスの影響などで近年続いていた経営不振を理由に、京都府に本社を置く不動産会社「さくら」に事業を継承するということです。 継承後も「佐賀玉屋」の名前は変わらないということです。 田中丸雅夫社長は退任しますが、現在の従業員約140人は維持するとしています。 また、来年春以降には耐震化工事が必要とされている本館の建て替えや、南館のリニューアルを予定しているということです。 これを受け、佐賀市の坂井市長は。 【佐賀市 坂井英隆市長】 「事業を継続されるということでその点は前向きに受け止めている。引き続き、まちづくりと商業振興の観点から連携していきたい」 佐賀玉屋は1806年、小城市で「田中丸商店」として創業、その後、1933年に県内最初の百貨店として佐賀市に「佐賀玉屋」を開業しました。