なぜ札幌ラーメンは味噌?函館は塩?旭川は醤油?北海道ラーメンの謎に迫る【HBCもんすけ調査隊】(2022年4月21日放送)今日ドキッ!

HBCニュース 北海道放送
HBCニュース 北海道放送
46.1 هزار بار بازدید - 2 سال پیش - 札幌味噌、函館しお、旭川醤油という言葉をご存じだろうか?道内の美味しいラーメン店が集う札幌らーめん共和国をのぞいてみると。調査員「見てください!札幌ラーメンは味噌です。 函館ラーメンは塩です。旭川ラーメンは醤油です」確かに札幌味噌、函館塩、旭川は醤油だ。依頼者(なかちゃんさん・14歳・札幌在住)「なぜ札幌ラーメンは、味噌なのか?調べて下さい」さっそく札幌、函館、旭川で、調査開始。まずは札幌の味噌ラーメンから。炎の音「ぼーーーーーー」札幌を代表する味噌ラーメンの人気店、吉山商店。香ばしい胡麻の旨み、濃厚な焙煎味噌が大人気。中太の縮れ麵が自慢のスープに絡みつく。吉山商店 関山芳美 店主「日本で一番最初に味噌ラーメンというものを提供したのが 札幌の味の三平さんということもありますし、 
札幌味噌、函館しお、旭川醤油
という言葉をご存じだろうか?

道内の美味しいラーメン店が集う
札幌らーめん共和国をのぞいてみると。

調査員
「見てください!札幌ラーメンは味噌です。
函館ラーメンは塩です。旭川ラーメンは醤油です」

確かに札幌味噌、函館塩、旭川は醤油だ。

依頼者(なかちゃんさん・14歳・札幌在住)
「なぜ札幌ラーメンは、味噌なのか?調べて下さい」

さっそく札幌、函館、旭川で、調査開始。
まずは札幌の味噌ラーメンから。

炎の音
「ぼーーーーーー」

札幌を代表する味噌ラーメンの人気店、吉山商店。
香ばしい胡麻の旨み、濃厚な焙煎味噌が大人気。
中太の縮れ麵が自慢のスープに絡みつく。

吉山商店 関山芳美 店主
「日本で一番最初に味噌ラーメンというものを提供したのが
 札幌の味の三平さんということもありますし、
 味噌ラーメンが札幌の風土に合っているということ」

今では全国的にも有名な味噌ラーメン。
その発祥は札幌にある味の三平という、ラーメン店だという。
その味の三平は、今も存在しているのか?

鍋が焼ける音
「じゅーーーーーー」

なんと!味の三平は、文房具店の片隅に今もある。
日本初と言われる味の三平の味噌ラーメン。
たっぷり盛られたモヤシ、タマネギなどの炒めた具材。

スープを覆う脂の効果で、食べ終わるまでアツアツだ。
まさに札幌ラーメンの原型といえる味噌ラーメンなのだ。

味の三平 大宮秀雄 2代目店主
「調味料でありながらも栄養豊富で、発酵食品であるっていう、
 こんな素晴らしい物はないだろうと」

戦後の復興へと大きく歩み始めた1949(昭和24)年に、
ススキノの屋台街で、営業していた先代の大宮守人さんは、
食糧難の時代に、丼一杯でお腹を満たす
栄養満点の食事を作ろうと、味噌汁にラーメンを入れた。
これが味噌ラーメンの始まりだという。

味の三平 故・大宮守人 初代店主
「メニューに乗るまで7年もかかった。
 醤油や塩はあるのに味噌がないじゃないかということに気が付いた。
 味噌は古来、日本にあるものだということで、
 私自身が味噌が好きだということと、おふくろの味だということで、
 味噌ぴったりじゃないかということで、大衆に受けました」

味の三平 大宮秀雄 2代目店主
「世の中の時代を見極めるというのか、先見の明はすごいなと思う」

1955(昭和30)年には、人気雑誌・暮らしの手帖で紹介され、
味噌らーめんは、一気に全国区への階段を上りつめたのだ。
では、旭川の醤油、函館のしおの誕生秘話とは?

調査員 山口彩
「ずずずずず。函館の海のおいしさを
 ギュッと詰め込んだような美味しいスープです」

五稜郭タワーのふもとにある
1930(昭和5)年 創業の麺厨房あじさい。
昆布、スルメ、ホタテなどを使った芸術的な澄んだスープ。
これに、ストレートの細麺が、よくなじむのだ。

麺厨房あじさい 荒川洋司 総支配人
「明治時代に開港して、中国との貿易が盛んだった。
 中国の料理が文化として入ってきた流れ。
 中国の料理といえばスープは塩がベースだった」

1854(安政元)年に開港した函館。
昆布をはじめ、道南の海産物を取り引きする多くの中国人が移り住み、
塩味のラーメンに似た家庭料理を食べていたという。

1884(明治17)年、
函館新聞に掲載された南京そば一杯15銭という広告。
これが日本で最も古いラーメンと言われている。
この南京そばが、函館のしおラーメンになったという。さらに・・・

日の出製麺 宮川照平 社長
「函館は港町なんで、魚介の美味しさを引き立てるのは塩味が一番」

最後に、旭川ラーメンは、なぜ醤油だったのか?

湯切りする音
「ぱんぱんぱんぱん」

1947(昭和22)年創業の旭川らぅめん青葉。
中曽根、麻生の2人の総理経験者も、味にほれ込んだ人気店だ。

親子3代に渡り受け継がれる動物系のコクと
魚介の旨味をブレンドしたWスープ。
これに継ぎ足して作る醤油ダレの豊潤な香りが食欲をそそる。

旭川らぅめん青葉 村山有一 三代目
「1947(昭和22)年、今みたいに飽食の時代じゃないんで、
 一般の家族の食卓に必ず醤油があった。
 魚にしても刺身でも何にかけるにも醤油で舌に馴染んでいて、
 ラーメンを作った時に、このスープにピタッと合った。
 一般の大衆にも受ける味付けになるのは醤油だと」

戦後の食糧難の時代。
初代の村山吉弥さんが、日本人に馴染み深い醤油を使い、
冬はマイナス20℃も珍しくない、
旭川の風土に合わせたスープが、人々にウケたのだ。

旭川らぅめん青葉 村山有一 三代目
「何でも先人が、その時に作ったものが大衆に受けたということ」

調査依頼はこちら↓
http://lin.ee/pYvxEEm
https://www.hbc.co.jp/news/chousatai/

#HBC #今日ドキッ #hbcnews #北海道ニュース  #札幌 #ラーメン #北海道 #北海道グルメ #グルメ #函館 #旭川 #味噌ラーメン #正油ラーメン #塩ラーメン
2 سال پیش در تاریخ 1401/02/01 منتشر شده است.
46,128 بـار بازدید شده
... بیشتر