車椅子ダンス体験　つくば

障害者スポーツに親しんでもらおうと、車椅子スポーツの体験型イベント「チャレくる!」が8日、つくば市大白硲の幸和義肢研究所(横張和寿社長)で開かれ、車椅子を利用する子どもたちや保護者らが、ダンスやフライングディスクなどを楽しんだ。 「チャレくる!」はチャレンジ車椅子の略。義手や義足、車椅子などを研究開発している同社が、車椅子を利用する子どもたちにスポーツと触れ合う機会を提供しようと企画し、今年から始めた。同日は、同社製の車椅子を利用する子どもや保護者ら約20人が参加した。 車椅子ダンスでは、NPO法人全日本車椅子ダンス協会(栃木県栃木市、高根沢利夫理事長)の会員が講師を務めた。 車椅子の子どもたちは立った人と2人一組となり、ワルツの音楽に合わせて車輪の片側を軸にして回ったり、左右の車輪を交互にこいでジグザグ走行したりしながらダンスを楽しんだ。 その後、県障害者スポーツ指導者協議会の及川力会長を講師に迎え、フライングディスクやボッチャ、スラロームなどの競技を体験し交流を深めた。 参加した男児(9)は「こういう機会がまたあると良いなと思った」と語り、女児(8)は「もっと練習して頑張りたい」と話していた。 同社の横張巧副社長は「今度は、車椅子ダンスとヒップホップダンスを融合させたイベントも企画している。ものづくりだけでなく、いろいろな福祉情報を発信していければ」と話していた。