アニメでわかる徒然草「丹波に出雲といふ所あり」(第236段)

古典フリーク
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18 هزار بار بازدید - 22 ساعت پیش - #徒然草 
#徒然草 #丹波に出雲 #兼好法師 #236段 【解説】 兼好法師は『徒然草』の中で、権威あるものが失敗したり、笑い者になる話を多く取り上げており、236段もそうしたもののひとつである。これは兼好法師の「権威への懐疑的な姿勢」の表れとも取ることが出来る。一方で、『徒然草』には名もなき人々の優れた言動を取り上げた話も多くあり、民衆へのまなざしを持っているとも言える。 丹波(たんば)…旧国名。現在の京都中部から兵庫県東部にかけての地域を指す。 出雲(いずも)…現在の京都府亀岡市にある地名 出雲大社…島根県出雲市にある神社。大国主神(おおくにぬしのみこと)を主祭神として祭る。 志田の何とか…人名。原文では「志田のなにがし」(=志田の誰それ)とあり詳細は不明。 聖海上人(しょうかいしょうにん)…聖海は人名。上人は高僧に対する尊称 獅子・狛犬(しし・こまいぬ)…獅子・狛犬は、犬に似た姿をした想像上の生き物。角がないのが獅子、角があるのが狛犬。神社やお寺の入口の両脇、本殿の正面などに獅子と狛犬の1セットで、向き合う形、または守るべき建て物に背を向けた形で置かれる事が多い。飛鳥時代に日本に伝わった当初は左右の像に違いはなかったが、平安時代になってそれぞれ異なる外見を持つ獅子と狛犬がセットで置かれるようになった。現在では獅子と狛犬をセットで「狛犬」と呼ぶのが一般的。 徒然草(つれづれぐさ)…鎌倉時代末期の随筆。1330年頃の成立。兼好法師の著で「つれづれなるままに~」で始まる序段と243の章段から成る。内容は仏教的無常観に基づいた自然観・人生論・処世術・社会・芸術・美意識など多岐にわたる。江戸時代の頃には庶民にも愛読されるようになった。 兼好法師(けんこうほうし)…鎌倉時代の歌人。随筆家。本名は卜部兼好(うらべかねよし)。京都の吉田神社の神官の家に生まれたため吉田兼好とも言われる。20代の頃は後二条天皇のもとに仕えていた。原因は諸説あるが、30才の頃突如出家して京都の郊外で隠居生活を送った。『徒然草』はそうした隠居生活の中で書かれたとされる。 随筆(ずいひつ)…筆者の体験や見聞きしたこと、感想、心に浮かんだことを自由気ままな形式で書いた文章。エッセイともいう。日本の古典作品では清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』、兼好法師の『徒然草』が三大随筆と称されている。 無常観(むじょうかん)…全てのものは絶えず移り変わっていて、永遠・不変のものは何もないとする仏教的なものの捉え方、考え方のこと。末法思想(まっぽうしそう)が流行した平安時代の後期から鎌倉にかけて浸透し、日本の文芸・美術・建築などの文化全般に影響を与えるようになった。以降日本人の美意識や人生観の根底を支える思想へと発展した。 末法思想(まっぽうしそう)…平安時代末期から鎌倉時代にかけて流行した思想。釈迦の入滅(にゅうめつ・死ぬこと)後次第に仏教が衰え消滅していくとする思想。日本では1052年に末法に入ると信じられており、その頃にちょうど天災や疫病、戦乱が相次いだために、危機感や厭世観(えんせいかん)がかき立てられ、この思想が流行した。末法思想の流行は後の鎌倉新仏教の成立と発展に大きな影響を与えた。
22 ساعت پیش در تاریخ 1403/07/02 منتشر شده است.
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