すれ違いが生んだ奇跡!『賢者の贈りもの』のあらすじを簡単に解説【O・ヘンリー】
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4 ماه پیش
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この動画では、『賢者の贈りもの』のあらすじを簡単に紹介します。
動画を見て、この本に興味をお持ちいただけたら、ぜひ読んでみてください。
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【本の情報】
題 名:賢者の贈りもの―O・ヘンリー傑作選I―
著 者:O・ヘンリー
訳 者:小川高義
出版社:新潮社(新潮文庫刊)
【動画を作った人】
●コカツヨウヘイ
元司書のフリーライター。
▶︎Twitter:twitter.com/librarian__y
【Thanks】
・イラスト:mari©️o 様
・画像素材:ICOON MONO 様
・声:VOICEPEAK 様
・編集ソフト:Filmora 様
・デザインソフト:Canva 様
▼台本
#01
明日はクリスマス。
……だというのに、デラは自宅のアパートで涙を流しています。
愛する夫のジムにクリスマス・プレゼントを買いたいのに、彼女の手元にあるのは、たったの1ドル87セント。
これでは、何にも買えません。
しばらくして泣き終えたデラは、鏡で自分の姿をじっと見つめます。
そして、何かを決意したようにジャケットを羽織り、表通りへと飛び出しました。
#02
デラがやってきたのは、結い髪道具を扱うお店。
彼女は中に入るなり、店員に向かってこう言いました。
「わたしの髪の毛を買っていただけますか?」
長くて美しい自分の髪は、デラの大切な宝物でした。
しかし、彼女は夫へのクリスマスプレゼントを買うため、その自慢の髪を20ドルで売ってしまいます。
髪と引き換えにお金を手に入れたデラは、さっそくプレゼントを探して回りました。
すると、「夫のジムのために作られた」と言っても過言ではない、素敵なものを見つけます。
それは、プラチナ製の時計鎖。
ジムは、祖父の代から受け継がれてきた金の時計をとても大事にしていました。
しかし、鎖の代わりに古い革紐を付けていたので、人前ではこっそり盗み見るように、時計を覗いていたのです。
このプラチナ製の時計鎖さえあれば、もうそんなことをする必要はありません。
デラはこの時計鎖を買うと、上機嫌で帰路に着きました。
#03
さて、家に到着すると、デラは現実に引き戻されました。
彼女は短くなってしまった自分の髪をコテで巻いて、なんとかアレンジを試みます。
しかし、40分の奮闘にも関わらず、彼女の短いカールヘアは、まるで学校をずる休みした少年のようにしか見えません。
それでもデラは「これで大丈夫」と、自分に言い聞かせてから、夕食の準備を始めました。
そこへ、ついに夫のジムが帰ってきます。
家のドアを開けた彼はデラの顔を見るなり、「怒り」でも「驚き」でもない奇妙な表情をして立ち尽くしました。
「あなた、そんな目で見ないで。わたし、髪を切って売っちゃったの。あなたに贈り物のないクリスマスなんて、嫌だったから……」
「髪を切っちゃったんだね?」
ジムはそう言って、しばらくぼんやりとした表情をしていましたが、ふと我に返り、デラのことを抱きしめました。
#04
ここでジムは、コートのポケットから小さな包みを取り出し、テーブルの上に置きます。
そして、デラに向かってこう言いました。
「誤解しないでくれ。髪を切ったことくらいで、君への愛情がなくなるもんか」
「……でも、どうして僕があんな表情をしていたのか、この包みを開けばわかるはずだ」
ジムに促され、デラはその包みを開けてみます。
すると、中からきれいな櫛が出てきました。
べっ甲製で、宝石が散りばめられているこの美しい櫛は、デラがブロードウェイの店で憧れの眼差しを向けていたものです。
しかし、かつてのデラの髪にピッタリな櫛が手に入ったというのに、今となっては、もうその長い髪はありません。
それでも彼女は涙を流して喜び、その櫛を胸に抱きしめました。
「ジム。わたしの髪は、伸びるのがとっても早いのよ!」
そしてデラは、ジムのために買った時計鎖を取り出します。
「どう?洒落てるでしょう?あなたの時計にピッタリだと思うの」
この時計鎖を見たジムはソファに座り込み、頭の後ろで手を組んでから笑みを浮かべます。
「デラ、僕たちのクリスマスプレゼントは、しばらくそのまましまっておこう。今の僕たちには上等すぎる」
「……あの時計は売っちゃったんだ。君の櫛を買うのに、お金が必要だったからね」
デラとジムは、自分たちの一番大切な宝物を「最も賢くない」方法で、お互いのために犠牲にしました。
しかし、誰だって二人のことを「愚か」だとバカにすることはできません。
この物語でデラとジムが贈り合ったプレゼントこそ、「賢者の贈り物」と言えるでしょう。
4 ماه پیش
در تاریخ 1403/03/15 منتشر شده
است.
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