ファッションで平和の尊さ伝える「サプール」 コンゴから来日 渋谷を歩く

朝日新聞デジタル
朝日新聞デジタル
75.2 هزار بار بازدید - 7 سال پیش - 東京・渋谷。薄紫色のスーツに木製ステッキを片手に踊るようにステップを踏む男性の姿に「あっ、サプールだ」と若い女性が振り返る。ムイエンゴ・ダニエルさんは立ち止まるとお辞儀をし、彼女の手にキスをした。 コンゴ共和国で高級スーツなどで着飾る集団「サプール」の一人で、通称「セブラン」。 サプール(SAPEUR)とはフランス語で「おしゃれでエレガントな紳士協会」に由来する呼称。コンゴでは平和を尊び、ファッションを愛する人たちに尊敬を持って向けられる名称だ。フランス統治時代(1920年代)、フランス人のスタイルをまねたことから始まったとされる。 3色の組み合わせで高級ブランドスーツに身を包み、ポーズをとるように街を練り歩く。「争いを好まない」「差別しない」「清らか」な紳士であることも守らなければいけない。 コンゴではセブランさんが40代の時に内戦が勃発。集めてきた服を混乱の中で盗まれないように、袋に詰めて家の近くの土に埋めた。避難生活から戻ったのは約1年後。掘り返した服は朽ち果てていた。「命のような服を失い、本当につらい思い出。戦争は失う物しかない」と振り返る。 
東京・渋谷。薄紫色のスーツに木製ステッキを片手に踊るようにステップを踏む男性の姿に「あっ、サプールだ」と若い女性が振り返る。ムイエンゴ・ダニエルさんは立ち止まるとお辞儀をし、彼女の手にキスをした。
 コンゴ共和国で高級スーツなどで着飾る集団「サプール」の一人で、通称「セブラン」。
 サプール(SAPEUR)とはフランス語で「おしゃれでエレガントな紳士協会」に由来する呼称。コンゴでは平和を尊び、ファッションを愛する人たちに尊敬を持って向けられる名称だ。フランス統治時代(1920年代)、フランス人のスタイルをまねたことから始まったとされる。
 3色の組み合わせで高級ブランドスーツに身を包み、ポーズをとるように街を練り歩く。「争いを好まない」「差別しない」「清らか」な紳士であることも守らなければいけない。
 コンゴではセブランさんが40代の時に内戦が勃発。集めてきた服を混乱の中で盗まれないように、袋に詰めて家の近くの土に埋めた。避難生活から戻ったのは約1年後。掘り返した服は朽ち果てていた。「命のような服を失い、本当につらい思い出。戦争は失う物しかない」と振り返る。
 「平和でなければファッションを楽しめません。サプールは平和の尊さを伝えるメッセンジャーなのです」
7 سال پیش در تاریخ 1396/04/04 منتشر شده است.
75,230 بـار بازدید شده
... بیشتر