☘278：【Q&A】オモトの育て方｜剪定や植え替えは必要？水やりや肥料などの管理方法もご紹介

植物の疑問をQ&A形式で回答していく｢プランティアQ&A｣
今回は「オモト」の育て方に関して、特に多い質問を回答させていただきます

▼チャプターリスト
00:17 オモトの植物図鑑
00:47 オモトの土づくりや、管理場所について
01:37 オモトの水やり、肥料について
02:37 その他オモトに必要な作業について
03:28 オモトの育て方 基本情報

オモトはキジカクシ科オモト属の植物で、ユリ科に分類されることもあります。日本原産の多年草で、葉が一年中青々としていることから漢字で「万年青（まんねんあお）」と書きます。古くから縁起がよいといわれる植物で、引っ越し祝いの贈り物としても知られています。

それではよくある質問の一つめです。
「土づくりや、管理場所に関して教えて下さい」

オモトは水はけがよく、腐植質の土を好みます。自分で用土作りから行うなう場合は、赤玉土と腐葉土を7対3の割合で混ぜわせた用土がおすすめです。用土を自分で用意するのが難しい場合は、市販の培養土を利用するとよいでしょう。

オモトは日当たりのよい環境を好む反面、直射日光に弱い植物です。そのため夏の強い日差しに当たると「葉焼け」を起こしてしまいます。葉焼けを起こさないように、直射日光が当たらない明るい日陰に置きましょう。

続いて二つ目のよくある質問です。
「日々の管理や、水やりや肥料の与え方に関して教えてください。」

春から秋にかけての生育期には、用土の表面が乾いたら水を与えましょう。鉢底穴から流れ出るまで、たっぷりと水を与えるのがポイントです。休眠期に当たる冬は、水やりの頻度を控えます。土の表面が乾いているのを確認してから与えてください。

生育期の春と秋に、追肥として、液体肥料『ハイポネックス原液』を1,000～2,000倍に希釈して、1週間～10日に1回程度の頻度で与えることで、より丈夫な株に生長します。

また、各種ミネラルを配合した植物用活力液『リキダス』をあわせて与えると、肥料の吸収を高め、植物に活力を与えてくれます。

続いて三つ目のよくある質問です。
「その他オモトに必要な作業を教えてください」

オモトは葉が枯れることの少ない植物です。そのため、剪定を行う必要はあまりなく、傷んだ下葉を取り除く程度で問題ありません。剪定を行う場合は、生長期の3〜4月か10月〜11月がおすすめです。

生育旺盛なオモトは、定期的に植え替えをしないと鉢の中が根でいっぱいになり、根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりを起こす前に、2年に1回を目安に植え替えを行いましょう。植え替えは、なるべく3月〜4月と9月〜10月に行います。

最後に、オモトの育て方の基本情報です。

置き場所は、日当たりと風通しの良い場所で。冬は日あたりの良い屋内で。
水やりは、土の表面が乾燥したら、たっぷり与えましょう。
病害虫は、ハダニやカイガラムシが発生する場合があります。見つけたら殺虫剤の活用も。

いかがでしたか？
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