「シェイクスピア・シリーズ」第２弾の制作決定／埼玉県

長年、愛されてきたシリーズが、新たに始動します。俳優の吉田鋼太郎さんが芸術監督を務める「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の第２弾の制作が決まりました。

　新シリーズの第１作として上演されるのは『ハムレット』です。制作発表会見には、吉田鋼太郎芸術監督とハムレット役の柿澤勇人さん、それにハムレットの恋人・オフィーリア役の北香那さんが登壇しました。

　「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の上演は、前・芸術監督の故・蜷川幸雄さんのもと、１９９８年に始まりました。

　彩の国さいたま芸術劇場を本拠地に、シェイクスピアの戯曲３７作品すべてを上演することを目指すシリーズでした。

　５作品を残してこの世を去った蜷川前監督の思いを継いで２０１７年から残りの作品を上演し、シリーズを完結させたのが吉田監督です。

　その後も、新たなシリーズを望む声が多く、劇場の開館３０周年を記念して、今回、吉田監督のもとで立ち上げることになりました。

　１作目に『ハムレット』を選んだのも吉田監督です。

　２２日の会見には、公募で選ばれた２００人の観客も迎え、吉田監督は直接、やりとりをしながら、「すべての戯曲とハムレットと分けられると思う。特別な戯曲」と作品への愛を熱く語りました。

　「彩の国シェイクスピア・シリーズ２ｎｄ」の第１作『ハムレット』は、５月７日から彩の国さいたま芸術劇場で上演します。

　また、来年には『マクベス』、再来年には『リア王』の上演も予定しています。

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