【朗読】 山本周五郎　仇とねらう娘に身の回りの世話をさせる男の真意とは・・・

山本周五郎の短編小説。重税を課し藩のすべてを苦しめてきた水野外記。冷酷非道でもあった。これを正そうと、しかし刺し損じて切腹した浜野新兵衛。その娘、都留は父の無念を晴らすべく外記を打つ隙をねらっていた・・・ 主な登場人物 都留《つる》　浜野新兵衛の娘 進藤主計《しんどうかずえ》　岡崎藩主水野忠善の用人 水野外記《みずのげき》新しい柱石といわれる人物 浜野新兵衛　都留の亡き父 中村惣兵衛　都留母子を引き取った老臣 鈴木主馬　　俊敏と名高い目付 用語解説 奸譎《かんけつ》よこしまで、心にいつわりが多いこと 佞臣《ねいしん》 主君に口先うまくこびへつらう臣下 暴戻《ぼうれい》荒々しく、道理に反する行いをすること 秕政《ひせい》悪い政治。悪政 壟断《ろうだん》 利益や権利をひとりじめにすること。 剔抉《てっけつ》えぐり出すこと。ほじくり出すこと 苛斂誅求《かれんちゅうきゅう》情け容赦もなく 税金などを取り立てること （www.weblio.jp/より） 原稿は青空文庫のものを使わせていただきました。 底本：「山本周五郎全集第二十巻　晩秋・野分」新潮社 　　　1983（昭和58）年8月25日発行 BGMは　YouTube オーディオ ライブラリ "In the Temple Garden" by Aaron Kenny #朗読名作文学 #山本周五郎 #心に響く